愛を乞う異形
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愛を乞う異形

山野辺りり/Ciel

最後スカッとした話

ネタバレ
2021年5月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幸薄ヒロインが9歳の頃事故に遭い人を異形にしか見えなくなり好きだった母親の祖父母も実母にも距離を置き母親も亡くなり1人で暮らしていた。
母親が亡くなりすぐ後妻と義妹が入り込み唯一肉親の父親さえも冷たくなり、無理矢理冷国な伯爵の元に嫁ぐ事になって初めは悪魔に見えてるから怖かったけれど、言葉とは裏腹に気遣い優しくしてくれて、次第に惹かれ自分の事異形に見える目で悩み苦難する。
旦那さんは、何故ヒロインを妻にしたのかは読んでる内やっぱり子供の頃ヒロインが事故前に出会った少年でしたね。その数時間共にしたヒロインにヒーローも救われ言葉と大切にしている宝物をずっと持っていて、長年思われ溺愛されて、生きる事好きな人が出来てヒロインも救われましたね。
しかし、ヒロインが事故に遭い異形にしか見えなくなる病気脳から来てるか精神的ダメージが大きかったせいか、元々父親の愛人で後妻に来た悪魔の義母のせいだし、義妹は実は父親の血もない全くの赤の他人で、最後ヒーローとヒーローの弟により成敗しスッキリすっかとしました。
ヒーローの生い立ちも実母親が亡くなり真実はわからないけれど、悲し過ぎます。
ようやく本当の意味でもヒーローは宝物ヒロインを身体だけではなく心も貰い心穏やかに過ごせそうですね。ヒーローの義弟は中々腹黒策士な人でしたが、本音は心優しく綺麗な義姉ヒロインを好きだったんですね。
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