このレビューはネタバレを含みます▼
後書きで作者さんがこの作品にをこう表していらっしゃるのですが、まさに、です。でも、雪の季節が長すぎるよー。雪というか、途中ほぼ氷河期だし、ブリザード吹きまくるし、涙も凍るストーリー展開でした。はい、そのあとの温泉は確かに、春麗でしたが。生まれ変わったリュセは、キリハにそそのかされて小悪魔っぽくなったしね。本編の方ですが、自分が知っている事実を率直にリュセに伝えなかったギルもどうかと思うし、そこが分かれ目でもあったし、一方、それまでかけられた愛情を疑念で霧散させるリュセもどうかと…でも病弱なゆえに囲われて育って、共依存ぽくて、人年齢で18歳…幼くても仕方ないかとも思いました。こじれにこじれて、やっと雪解けと思ったのに、簡単じゃなかった。ギルの贖罪にの3年間を思うと息ができないくらいに辛いです。自業自得なところもあるけど、リュセへの愛情には一点の曇りもなかったから。レビュアーさんたちのおすすめに従って、こちらを最初に読みました。まだほかを読んでいませんが、丁寧な運びで、飛躍もなく、自然に読めたので、良かったと思います。次もこんなにしんどかったらちょっと辛いなー。いえ、最後はハッピーエンドなので安心して、ブリザードに耐えて読み進めてください。