コミカルとシリアスの同居





2021年5月17日
策略により冤罪で断罪された元悪役公爵令嬢ローズ。
転生して田舎貴族の娘マリーになります。
悪役令嬢が悪役じゃ無い定期、ですね。
そのテンプレ設定の中でも個性があるのは、比較的近い年代に転生しているということ。
舞台としては断罪されてから20年後の世界。
主人公のマリーは10代半ば〜20歳。
そして20年後なので年齢重ねた元婚約者の王、元ヒロインの王妃、幼馴染、弟などローズと関わりのあった人達も存命。
ただ、当時同い年か年下だった人達はみんなミドルエイジになってます。
そんな王都へ、現王子(19歳)の数多の婚約者候補の1人として侍女となる召集を受ける物語です。これで1話の半分くらいなので1巻は王都へ行ってからがメイン。
全体の雰囲気はコミカルな面が多い。
しかし、コミカルで流せない想いもそれぞれありシリアスになる部分もあります。
そんなストーリーの中でちょっと気になるのは侍女なのに前に出過ぎな所や、いつの間にか侍女と思えない関係性、立ち振る舞いになってるところ。あまり好きじゃないご都合で結構気になります
そうじゃないと話進めにくいんでしょうね。その立ち位置になる過程を丁寧に書いてたらもっと良かったかも。
ただ、そういうマイナス点を補うレベルのシリアスな感情面は良かった。
おそらく2巻でもっと良くなりグッときそう。
出来れば単純に復讐してザマァな物語じゃなく、王側の闇も描きつつそれぞれの複雑な感情を表現してくれたら締まった良作になりそう。
それだとグッチャグチャになっちゃうかな(笑)。
転生して田舎貴族の娘マリーになります。
悪役令嬢が悪役じゃ無い定期、ですね。
そのテンプレ設定の中でも個性があるのは、比較的近い年代に転生しているということ。
舞台としては断罪されてから20年後の世界。
主人公のマリーは10代半ば〜20歳。
そして20年後なので年齢重ねた元婚約者の王、元ヒロインの王妃、幼馴染、弟などローズと関わりのあった人達も存命。
ただ、当時同い年か年下だった人達はみんなミドルエイジになってます。
そんな王都へ、現王子(19歳)の数多の婚約者候補の1人として侍女となる召集を受ける物語です。これで1話の半分くらいなので1巻は王都へ行ってからがメイン。
全体の雰囲気はコミカルな面が多い。
しかし、コミカルで流せない想いもそれぞれありシリアスになる部分もあります。
そんなストーリーの中でちょっと気になるのは侍女なのに前に出過ぎな所や、いつの間にか侍女と思えない関係性、立ち振る舞いになってるところ。あまり好きじゃないご都合で結構気になります
そうじゃないと話進めにくいんでしょうね。その立ち位置になる過程を丁寧に書いてたらもっと良かったかも。
ただ、そういうマイナス点を補うレベルのシリアスな感情面は良かった。
おそらく2巻でもっと良くなりグッときそう。
出来れば単純に復讐してザマァな物語じゃなく、王側の闇も描きつつそれぞれの複雑な感情を表現してくれたら締まった良作になりそう。
それだとグッチャグチャになっちゃうかな(笑)。

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