空と海のあいだ
」のレビュー

空と海のあいだ

松尾しより

重い題材

ネタバレ
2021年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦争を知らない私たちにとって、すごく昔話のように思っていたけど、まだ76年。自分が生まれた年月を引いたらもっと身近に感じる時代に、こんな事が現実であったと思うと、とても苦しいです。

教科書で学ぶ戦争より、漫画ですが現実的に感じました。実際に戦死したり、空襲でなくなったりした人にも、家族や愛する人がそれぞれいて、みんなどんな思いだったのか・・・と、考えたら胸が痛いです。

こんな重い題材だけど、一臣と美律子が周りに負けずに温かく立ち向かっていく姿に救われました。ラストの一臣さんは悲しかったけれど、戦争の話なので、そうなるだろうなぁとも思います。それでも二人が幸せそうに終わってくれたので嬉しかったです。涙出ました。
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