門限8時の恋人
」のレビュー

門限8時の恋人

じゃのめ

歳の差の恋ならではの含蓄

ネタバレ
2021年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買いです。恋人ができると頑張っちゃって、重いと言われて振られるショップ店長、平弘は唐突に20歳の大学生、織田糸衣に交際を申し込まれる。振られたばかりで即okするもホテルへ直行、やること済ませて必ず8時前には帰る…を繰り返す。さすがに誰でもいい体だけの関係に疲れた頃、糸衣が実は高校生だと知り、平は互いを好きになるお付き合いから始めようと提案する。健全なデートをしながら互いのことを知り語り合い、好きになり、その先の歳の差ゆえの不安に慄いたりしながら、互いの心を探り、その距離を縮めて対等になって行く恋人同士の姿が丁寧に描かれ、映画を見ているような気分になる。恋するがゆえに臆病に悩む平は可愛いし、糸衣は大人びて色っぽくなるし、二人はバランスの取れたお似合いのcpになったね。関係ないけど物語の冒頭、平を振ったリーマン風の男は、「お伽噺は…」の駿河くんに脳内変換してました(笑)「お伽噺は…」お勧めです!
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!