このレビューはネタバレを含みます▼
ジェイクが幼い頃から抱いていたイサムを守りたいという気持ちに泣けました。徐々に明らかになる真相にも胸が締め付けられたし、ジェイクが今までどんな思いでいたのかと思うと気持ちが報われて本当に良かったと思いました。
ただイサムが気持ちも記憶も不安定でトラウマも抱えたまま消防士になったのが、どうしても気になってしまいました。実際フラッシュバックを何度も起こすし、しかもそれを隠そうとするし。周りを危険に晒す可能性があるのに自分の状態をきちんと言わないのは、さすがに消防士という仕事を甘く見過ぎではとモヤモヤしてしまいました。そこまでイサムが現場にこだわる理由もよくわからず…。過去のことから消防士を志すのは立派だけど、途中かなりヤキモキしたので出来ればトラウマを克服してからにして欲しかったです。
自分のことでいっぱいいっぱいなのはわかるけど、余裕なくちょっと卑屈で、イサムがやや魅力不足に感じてしまいました。ジェイクが一途でカッコよかっただけにそこがちょっと残念でした。