ナツマチ
」のレビュー

ナツマチ

ぴい

ほんわりノスタルジックでした(TдT)

ネタバレ
2021年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんとなく、病気なんじゃないかな、もしかして死んじゃうのかな__‥そんなことを思いながら読んでました。タイトルやジャケからもそんな感じが受け取れてしまって‥
元気いっぱいに見せてる中にもちょっと影が見えたゆづるくん。最初の別れで、「あ、やっぱり‥」そう思ってしまいました。もしかしたらそのまま__晶くんと再会しないままなんだろうかと思ってしまったけれど、再会できて、でも事情を抱えたゆづるくんは晶くんの気持ちに答えられなくて‥こっちが胸イタでその先の展開が、1コマ1コマはらはらして涙して読んでました。だって儚い初恋って多いから__
ゆづるくんの死を知った晶くんと一緒に、胸がドクッ!てして締めつけられた感じになったし、また会えて、ゆづるくんがちゃんと晶くんに好きだと返事ができて、もうだーっと泣いてしまいました。
作者さまの描く世界観ーーこの「ナツマチ」は少年から青年へ向かう中の、一時一瞬だけ輝いた淡い思い出で消えてしまうのではないか‥ほんわりとした中にもノスタルジックな印象もあって‥まぁ‥そんな思いになりました。
自分の気持ちを隠すことしかできず悲しい別れをしたけれどまた大好きな晶くんの元に帰ってきたゆづるくんと、ずっと大切にしていた愛おしいゆづるくんへの思いを絶ち切れずに悲しみと共に胸にしまいこんだままの晶くん__二人が手を取り合うことができてよかったです。この先も一緒に歩いていける姿にも感動しました。いつまでもこの二人の幸せが見ていたい、続きが読みたい、素敵な作品でした。
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