令嬢娼婦と仮面貴族
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令嬢娼婦と仮面貴族

七夜かなた/緒笠原くえん

好きな人の為に

ネタバレ
2021年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初恋の人の為に自慢の声を枯らし娼婦のふりをする子爵令嬢ヒロインと、怪我の後遺症のため領地に引きこもった元軍人ヒーロー。
斬新な設定で、自分を犠牲にしてでもヒーローを癒すヒロインの行動に驚きました。ヒーローも娼婦のふりをするヒロインの体に癒され心の傷から立ち直っていきます。ヒーローの目、光ダメだけどヒロインの姿が見えるってどういうことだろう?とか、いくら数年会っていなくても好きな人の姿がわからないの?とか細かい点が気になりもしましたが、そこは追及せずに流しました。
ヒーローsideもたくさんあり、娼婦(ヒロイン)への気持ちがよくわかりました。過去のヒーローの結婚は残念な選択でしたが、今回娼婦の正体を見切ってからはヒロインと生きる覚悟を決めてくれて良かったです。
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