上下巻合わせての感想です





2021年5月27日
あらすじを見て、私好みの少し暗めの話かなと思い購入しました。
読み始めると思っていたより重くなく、よくある略奪愛ものだろうと高を括り始めていました。
しかし読み進める内に登場人物それぞれの蟠りや秘密が知れて、どんな展開になるのかが読めなくなりました。
傷付け合ったり自滅したり理不尽な目に襲われたりしても、誰かには誰かが必要で
ギリギリのバランスで支え合っている様は見ていてすごくハラハラしました、高校生BLのカテゴリに入るとは思いますがミステリやサスペンスの側面も強い作品だと感じました。
誰を物語の主人公とするかで印象の変わるストーリーだったので、登場人物の心情をもっと深く知りたいと思いましたが、そこも後々きれいに回収されていたので読後も気持ち良かったです。
絵もきれいで読みやすく、日常とエロと病みの緩急をとても良く描かれていました。
人の二面性や微かな心情の機微が絵でも伝わってきたので、細やかな描きわけや表現があれば余計な注釈を入れる必要がなく、ストーリーが重厚でも胃もたれせずに一気に読むことができました。
ここまで長々と書きましたが、実際の感想は主人公が不憫で可哀想でちょっとクズでえっちだな です。
めちゃくちゃ面白かったので重めの淀んだ話とか薄幸不憫受けが好きな方は是非読んでみてください。
読み始めると思っていたより重くなく、よくある略奪愛ものだろうと高を括り始めていました。
しかし読み進める内に登場人物それぞれの蟠りや秘密が知れて、どんな展開になるのかが読めなくなりました。
傷付け合ったり自滅したり理不尽な目に襲われたりしても、誰かには誰かが必要で
ギリギリのバランスで支え合っている様は見ていてすごくハラハラしました、高校生BLのカテゴリに入るとは思いますがミステリやサスペンスの側面も強い作品だと感じました。
誰を物語の主人公とするかで印象の変わるストーリーだったので、登場人物の心情をもっと深く知りたいと思いましたが、そこも後々きれいに回収されていたので読後も気持ち良かったです。
絵もきれいで読みやすく、日常とエロと病みの緩急をとても良く描かれていました。
人の二面性や微かな心情の機微が絵でも伝わってきたので、細やかな描きわけや表現があれば余計な注釈を入れる必要がなく、ストーリーが重厚でも胃もたれせずに一気に読むことができました。
ここまで長々と書きましたが、実際の感想は主人公が不憫で可哀想でちょっとクズでえっちだな です。
めちゃくちゃ面白かったので重めの淀んだ話とか薄幸不憫受けが好きな方は是非読んでみてください。

いいねしたユーザ4人