転生したら15歳の王妃でした～元社畜の私が、年下の国王陛下に迫られています！？～
斧名田マニマニ（KADOKAWA「ビーズログ文庫」刊）/片桐辺/八美☆わん
幻想的な絵が素晴らしいコミカルな悪霊物語
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
マニマニ先生と片桐先生は初めて購読しました。
わん先生を調べてたどりつきました。
絵は幻想的でなんとも麗しい。黒白の濃淡がはっきりしていてグレーも上手く使い珍しい。きれいでお話にぴったりで思わず吸い込まれるようで迫力もあり素晴らしい。
お話は社畜OLが転生して15歳の新妻になりお相手はかなりの仕事中毒の完璧陛下。過労死で亡くなったエミは働きすぎの陛下を心配して声をかけるシーンはじんときた。勝手に死ぬ資格はない！説得力ありすぎな言葉だな。その他にもセリフが何度も胸を打つ。沢山頷きながら読みました。エミは中身は28だけれどなんとも可愛らしい。やだはずかしいのシーンはこっちが赤面するほどで表情も最高だった。
陛下も人間らしさがでて表情が豊かになってきてカッコ良さが増します。少年のあどけなさとたまに見せる色気に息を呑む感じです。
そして悪霊になるのかエミリアです。転生した相手の姿が見えるなんてはじめての設定。しかもなんとも濃いキャラ。エミリアが言う楽しみで仕方ないのよのセリフもいいですね。
なんとなく読み始めた作品ですが買って良かった。
コミカルなシーンも多くギャグによってしまいそうな内容なのに上手くてズルいセリフと丁寧で幻想的な絵で引き込まれる作品です。
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