嫌われたいの~好色王の妃を全力で回避します~【合冊版】
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嫌われたいの~好色王の妃を全力で回避します~【合冊版】

一色真白/春野こもも/雪子

乙女ゲームに転生の結婚回避ラブコメ

ネタバレ
2021年5月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 少し設定が混乱する。
最初に38才のルイーゼがこんなはずじゃなかったと回想するシーンからはじまる。やり直しかぁと思いながら読むと実は転生で30才の日本人の女性。乙女ゲームをやりこんでいた設定。最初のシーンはゲームのスチルなのかな。サラッと流せばいいのだけど気になった。
ルイーゼの学生時代から始まります。アルフォンスに気に入られたくて目立つように周りに負けないように派手に着飾り香水振り撒く。ただアルフォンスはお菓子好きで素朴な子が好みだから嫌われる。ルイーゼは周りの意見もあまり聞かないし思い込みが強く無知なため間違った頑張りしちゃうんですね。
ルイーゼの「ちゅき」のセリフは少し寒い。途中読むのやめようかと思ったくらい。
前世の記憶が蘇りアルフォンスと結婚しても幸せになれないんだから王妃にはなりたくない!だからさらに嫌われようというストーリーです。更に派手に香水プンプンです。けれど中身は違うので好きなこともしたいとお菓子作りします。お菓子作りには香水はダメだからつけなくなり友達もできる。そこにヒロイン登場。彼女も転生者。前世はかなり酷く性格も悪い。ここまでヒロインを悪女に描くのは面白い。可愛らしさもない。多分理由あるんでしょうけれど。
ルイーゼがお菓子作りを始めケバさが消えて可愛らしくなりアルフォンスが好きになるって感じかな。アルフォンスは幼い頃のルイーゼを気に入っていたし。
アルフォンスとルイーゼの魅力がわかりにくいので全体的になんとなく違和感があり雰囲気は面白い作品です。絵はキレイかな。
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