フレッドウォード氏のアヒル
」のレビュー

フレッドウォード氏のアヒル

牛島慶子

容赦のない現実を日常として生きる

ネタバレ
2021年5月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の美麗な絵柄とあらすじを読んだだけだと、フワフワののんびりファンタジーものだと思われそうですが実はかなりヘビーな内容です。
清濁併せ持つが故に悩み多き作家と、全てを包み込む優しく時に厳しいアヒルの家政婦、静かに寄り添うコンパニオンアニマルの犬。そんな彼らが出会う人々や動物たちの様々な生き様に心打たれ、読後に残るものに考えさせられる名作です。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!