軍人少女、皇立魔法学園に潜入することになりました。
」のレビュー

軍人少女、皇立魔法学園に潜入することになりました。

冬瀬/タムラヨウ

なんだろ

ネタバレ
2021年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白くない訳じゃないです。が、どういう心持ちで読めばいいのかちょっと悩む作品かな。ライトなノベルだしそこまで考えてないから軽~く読んじゃってと言われればまぁその通りなんですが…。学園生達と主人公の落差が激しくて。というかこの国の上層部腐ってますよね?いくら能力が高いとはいえ幼い子供を戦地に何度も送りつけて、しかも人も手にかけさせているんでしょ?予知できる婆さんとやらがラゼにやらせろとか言ったんなら話はまた別だけども、そうじゃないのなら、この国の辞書に人道とか恥という言葉はないのかな、とか思ってイラっとしました。彼女の犠牲や献身の上で安穏としてられるくせに勘違いで睨んでくる王子様とかもう、土下座して謝れとか思いました。子供を戦地に送るなんて!と反対する上層部の人間はいなかったんでしょうか。孤児に手を汚させ自分たちの子供は大事に育てる、これがこの国の貴族の常識なんだとしたら滅びちゃえばいいのにって感じです。主人公はなんかこれが当たり前みたいに思ってるから余計に罪深いよね。いくら本人が望もうと、もっと違う方向に導く良識ある大人は一人もいなかったのかと。
なので何だか素直に楽しめなくてストレスたまりました。
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