登場人物が魅力的





2021年6月1日
平安時代という闇と妖しの時代に、物事を理知的に考えていく道真と、情で捉えていく業平の組み合わせが最高。20歳という年齢の開きと、得意とする知識の違いがうまく擦りあわされている。それぞれの登場人物も、その人の過去や生活背景を描くことでとても厚みのある表現になっている。
基経も過去の屈折した思いが描かれたことで、単に悪役と言い切れない魅力が増したと思う。
「応天門の変」までの権力抗争と、道真がどう取り立てられていき、やがて左遷の憂き目にあう種がどうまかれるのか、そういうのも楽しみ。
基経も過去の屈折した思いが描かれたことで、単に悪役と言い切れない魅力が増したと思う。
「応天門の変」までの権力抗争と、道真がどう取り立てられていき、やがて左遷の憂き目にあう種がどうまかれるのか、そういうのも楽しみ。

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