喉元まで埋まる感じ…。

この作家さんならではの、かなり闇深い世界観です。読み手の好み(精神的コンディションも！)は選ぶと思います。ラブ溢れる温かい溺愛を望む方は回避した方が良いと思います。
でもねぇ、ゾクゾクするほど刺さるんです！
前半、畳み掛けるようにキツいシーンが続きます。ここまで執着相手の大我を堕としてかなきゃいけないか！理人の歪みすごい…。と思いますが、もちろんこの過程あってこそ、2人の完全共依存な狂愛の世界が出来上がるんですよね。
1度目は衝撃が大きくて話を追っていくのに必死でしたが、改めて2回目読んでみると大我も理人も最初っから、相手の事しか見てないんだ…と妙に納得。
この作家さんは他の作品でもそうですが、どんなにキツくて辛い展開でもバッドエンドにはならないところが好きですね！
深みにどっぷりハマりたい方、ぜひ読んでみて下さい。