このレビューはネタバレを含みます▼
試し読みが面白そうで4巻までまとめ買いしたのですが大後悔。
・魅力のない主人公カップル
ヒロインは転生物の醍醐味、ルートや設定を知っているのに全く少しも役に立たない。自他ともに認める優柔不断で八方美人というぼんやりした性格。
ヒーローはゲーム内では1番の悪役だったらしいのですがその片鱗はなく、キャラが薄すぎて性格が分からない。周りのキャラからの評価は怖くて冷酷らしいけどそんな描写はなかったし、喜怒哀楽が少ないので4巻まで読んだのに興味が持てなかった。ヒロインのどこに惚れたのかも謎、虐げられていた幼少期もしっかりした回想などなくコマ割りで紹介。
カップル共に興味を持てないのは珍しい。
・ストーリー
大事な部分や確信に迫る部分が全て言葉で説明されており、そのイベントが起こる前にもだもだしている描写はしっかり書かれている。あんだけ不安がったり準備したのにこんな一瞬で終わるの?それだったら全部回想で良かったのでは?
キャラクターの呼び名も様々で、重要人物も全く登場しないまま名前だけ出てくるので、誰の話をしているのか分からない。キーキャラクターがたった数コマしか出ないこともザラで、会話では何度も登場していたのにようやく会えたと思ったらひとページで即退場。結局なんだったんだあのキャラは…状態
小説ではきっと細かく書かれてたんだと思うけど、漫画は全てが雑に終わって纏まってすらいなかった。
悪役令嬢と敵ヒロインが3人出てくるけど、彼女達の方が全然魅力的だった。
買うなら小説を買った方がいいと思う