このレビューはネタバレを含みます▼
動物周りの設定や描写が実際には考えられないことばかりで、
肝心の「獣人とのラブストーリー」というファンタジー要素が頭に入ってきません。
動物園の大型動物を獣医学部を擁する大学が預かるなんてありえないし、
百歩譲って「特別にライオンを預かることになりました!」とかならまだしも、
ハイエナやアルパカなど、生息域も食性も違う生体を
一度に多数移管するというのはちょっと考えにくい……。
また、獣舎の南京錠が壊れるような管理体制も言語道断です。
動物園や獣医学部のことは最低限のリアリティをもって描いてほしかったです。
(作者の方は実際は動物があまり好きではなく、
流行りや編集者の指示に合わせて描いたのかな?と思いました)