このレビューはネタバレを含みます▼
なんですが理想の攻めザマァではありませんでした。
攻めが浮気をしますがそのやり方がひどい。自分の誕生日に、受けと約束していたにも関わらずドタキャンして浮気相手と初めて体の関係を持ちます。(初めて、という表現があったので、この後も何回かあったはず。一度の過ちじゃない)しかもその当日、浮気の後で受けの家に行って受けともHします。アウト。
その後、クリスマスイブに会えないかと言う受けに、先約があるからと攻めは断り、そこで浮気したことをばらします。攻めは受けに愛されている自信がなかったから浮気したと言いますが、それなら、約束をドタキャンしたり、受けからのクリスマスイブの誘いを冷たく断るのはおかしい。受けのことが好きという前提のはずなのに、攻めの態度では終わってもいいと思っているようにしか感じられません。それなのに受けが浮気に取り乱したら、言い訳をして態度を一変させるのが「は?」という感じでした。その時受けに「もう二度と信じないし許さない」と言われて、攻めは「それでもいい。別れない」と言い切ったのに、4年後、「これだけたっても許してもらえないとは思わなかった」と言います。ふざけてんの?許して貰えなくてもいいって言ったのはあなたですよね?浮気相手も速攻切ってるので浮気相手に対しても失礼だと思います。(いくらモブとはいえ)攻めのセリフで「人間は一度間違えてもやり直すチャンスがある」みたいなのがあるんですが、え、自分の擁護してるの?お前が言うな、という感じでした。結局最後も受けに割とひどい態度をとるので、ザマァ感は薄かったです。逆に受けの方がなんだか追い詰められていて凄く可哀想でした。ハピエンシーンでの攻めの「自分のことを見てくれるかどうかは根本的に関係ない」とうセリフ、じゃあ浮気すんなよ…となるし、「浮気されたくなかったらいじりまわされとけ」も引きました。10年思い続けた攻めすごい、と読めたらよかったのですが、結局、浮気して受けの一番の地雷を踏んだお前が一番悪いのに逆切れした上にデリカシーの欠けらも無いむかむかする攻めという印象しか残りませんでした。弁護士になるくらい頭がいいのに…。吐き出すところがないのでこちらに書かせて頂きましたが個人の意見です。すみません。