このレビューはネタバレを含みます▼
国が侵略され、一国が滅びたというのに、大した悪人が出てこない。滅びた国の皇帝も良い人。侵略した側も人情味溢れるナイスガイ。戦う必要あった?話し合いでどうにかなったんじゃない?宮廷に潜伏して敵軍を引き入れたヒーローも、心優しい常識人。好きになった皇女の為に任務そっちのけで奔走し、例え火の中闇の底。なんでわざわざくじ引きで皇女を娶る偽装するかな。話をややこしくする必然性が希薄。主君にぶっちゃけられて、なぜヒロインにそれが出来ない?ヒロインの心情言動が一番自然に感じた。皇女らしく責任感と矜持を持った気丈で素直な少女。ああ、この子ならヒーローも好きになっちゃうよね、と思える。
プロットありきでエピソード後付けの、色々無理矢理感はあったが、話は破綻せず上手くまとまっていた。うーん、オマケして70点!