銀色きつねは愛されアルファ
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銀色きつねは愛されアルファ

葵居ゆゆ/カワイチハル

孤独なαと太陽みたいなβ

ネタバレ
2021年6月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ という組み合わせ、初めてでした。しかも、歪な育てられ方を受けただけでαがあんなにも萎れてしまうとは‥。
必死にαらしくしなきゃと健気に頑張る凛一さんは、人付き合いが壊滅的で表情も心も固まったまま。そこをβの吉見が太陽みたいにポカポカ温めて凛一の心をほぐしていくんです。徐々に凛一さんの素の表情や想いがポロッと溢れるところに心根の優しさが溢れていて凄く可愛いの。また、そんな凛一を愛でる吉見は年下なのに手練れ感満載で。一言付け加えると、前作では東桜路が灯里に結構な言葉攻めをしてましたが、吉見よお前もかっw
愛されオメガ〜のスピンオフですが、前作未読でも大丈夫。個人的にこちらのCPの方が意外性があって好きでした。αβの悩みはあれど、ラストには吉見がデロデロに甘やかしてるので溺愛系がお好きな方にオススメです。
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