このレビューはネタバレを含みます▼
オメガバースものとしてはオーソドックスな運命の番もの。
アルファとオメガの恋人の前に、ある日アルファの運命の番が現れて振られてしまったオメガ。その彼の前にアルファの双子の弟が現れ、事情により2人は付き合うフリをすることになります。
振られた傷を引きずっていたオメガは、一緒に過ごすことで弟に徐々に惹かれていき、「はじめから好きだった。じゃなきゃこんな面倒なことしてない」という弟の告白で本当に恋人に。
ここでハッピーエンド…とはならず、そんな2人が道を歩いてるとかつての恋人とその運命の番にばったり出くわして、かつてのように一卵性の双子である弟も運命の番に反応してしまい…。
まあお話なのでいいのかもしれないけど、ご都合主義過ぎじゃないかなぁ。道端でばったり出会うって…。
あと、弟が運命の番に反応した時、なぜ兄は反応しなかったのか、近くの方が反応激しそうなのに。と思ったら、兄は抗フェロモン薬を日常的に飲んでるから大丈夫って…いやそこ運命の番もフェルモン抑える薬飲むか、2人が番になっておけば弟含め他のアルファがフェロモン感じることなくなるんじゃ…
そのあとなんだかんだで全体的にめでたしめでたしで終わります。過去の出来事を誤って仲直り…予定調和嫌いじゃないけど今回はモヤモヤが残りました。