月への吠えかた教えます
」のレビュー

月への吠えかた教えます

イーライ・イーストン/冬斗亜紀/麻々原絵里依

1作目:マッドクリークに住みたい(笑)

ネタバレ
2021年6月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 《M/M小説》
現在三部作(1:月への→2:ヒトの→3:星に)の1作目。
初読み作家さん。
冬斗亜紀さんの翻訳が良かったので翻訳者さん買いです。


人間に変身できる犬〈クィック〉達がひっそりと暮らす人里離れた町マッドクリークが舞台。

生真面目保安官ランス(31)×訳アリ移住者ティム(23)の話。

この町の秘密を守る使命感からボーダーコリー姿でティム宅に潜入するランス。犬の本能部分でティムの優しさに癒されたい反面、人間と絆で結ばれた事がない不安から葛藤するランスの脳内会議が生真面目だけに最高に面白い◎

仕事バカで犬の部分を解放してこなかった堅物ランスには、ティムの存在は神ね!!いち早く察したリリーも凄い。悲しい人生だったティムがこの町でランスと共に、群れ意識が強く献身的なファミリーと幸せになれて嬉しい。ティムにとっても心の解放◎クレイジーなリリーママをもっと振り回さないと割に合わないけど!!

甘えん坊の犬達とのほのぼのエピから、事件、自制心バーン解放の情熱的なベッドシーンまで見どころ満載。ハラハラし通しのロマンチックな話面白かったです
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