星に願いをかけるには
」のレビュー

星に願いをかけるには

イーライ・イーストン/冬斗亜紀/麻々原絵里依

3作目:愛がいっぱい感動作◎

ネタバレ
2021年6月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 《M/M小説》現在三部作(1:月への→2:ヒトの→3:星に)

人間に変身できる犬〈クィック〉達がひっそりと暮らす人里離れた町マッドクリークが舞台の3作目。
新CPはクィック同士 !!1〜2作目で名前だけ登場してきたクィックの遺伝子研究の科学者編。タイトルで泣ける(笑)


〈ドクター ジェイソン〉
町一番の天才で、大学から町を出て科学者となり訳あって故郷に戻るも、不安障害を拗らせ病んでいる
(アラスカン・マラミュート)

〈マイロ〉
外の町のホスピスで飼われていた看護犬で、クィックを知らずに孤独に怯え生きていたところ、偶然リリーが見つけ保護
(ラブラドゥードル=ラブラドール+プードル)


大切な人がみな死んでいった孤独なマイロ。
自分の誕生でクィックの存在を知り妻子を捨てた父(人間)を持ち、自分の中の犬の存在を封印する為研究に没頭するジェイソン。賢く理性的なジェイソンが無垢なマイロの前では丸裸にされ、犬の部分が喜ぶ展開がとても素晴らしい。犬初心者とヒト初心者の二人が巻き起こす日常はcuteで切なく読み応えあり◎
「いいよ」「大好き」の一言が深かった〜◎

犬コロナ騒動は緊迫したけど、ランス×ティム夫夫とローマン×マットCPとジェイソン達の愛の絆には涙◎
モリー(パンプキンちゃん)の成長やリリーの学校や大団円の後のあの不穏因子気になる!!次作に期待大
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