間の楔
」のレビュー

間の楔

吉原理恵子

加筆が多くて嬉しい

ネタバレ
2021年6月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 友人に「あいの楔 すごく 面白いよ」とオススメされ買いました。
タイトルを耳で聞いただけの時点では 「愛の楔」 だと勘違いしました。
「間の楔」 って素敵タイトル。
昔に出版されたハードカバー本を買い 読んだ後、こちらの文庫本を買いました。
文庫本は加筆多くて詳細が書かれてて、ハードカバー本を読んだ後でも楽しく読めて、買って損無し!でした。

この作品は 二人の決着が衝撃的で 、深く印象に残りました。
吉原先生の作品は 非売品の小冊子掲載分や単行本化されていない番外編も 心躍る名作 なので、未収録分を1冊にまとめて発行して欲しいです。
全プレの番外編では サイモンに襲われ怪我をしたリキをイアソンがめっちゃ心配し、「 所有物(掌中の珠)を不当に傷つけられた」と怒ってて 「 所有物 」のフリガナが 「 掌中の珠 」!
リキの言動(ガラ悪くメンチ切ってのタメ口)を心の中で 「可愛らしい」とか 思ってたり。
全くの別人に擬態したイアソンを リキが 遠目で ひと目 見ただけで イアソンだと見抜き 「 仮装パーティにでも出るのか? 」 と突っ込んでたり。

新人ファニチャーのキャルが、イアソンとリキの関係 に戸惑ってたり、リキのエオスでの過去3年分の武勇伝を情報端末で見て「あり得ない」と目眩してたり(笑)

番外編もすごく面白いので、ぜひ文庫本にして売ってほしいです。
番外編は、イアソンがリキに甘いシーンが多いです!
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