正欲
」のレビュー

正欲

朝井リョウ

傍観者だと思っていたが当事者なのかも

ネタバレ
2021年6月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ビルゲイツの離婚から眉唾とは思いながらジェフリーエンプスタインに辿り着き、そもそもなぜいつの時代も満たされているはずの彼のような人がリスクを犯してまで繋がりを持とうとするのか気になり、現代において特殊嗜好といわれる当事者のインタビューを漁っていたので、
この小説はタイムリーでした。
人間は動物なんだな、と自分も含めてつくづく思うとともに「正欲」というタイトルの妙さに感心しています。
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