イミテーションメイト【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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イミテーションメイト【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

柏木真

「同じαでも優劣はある」

ネタバレ
2021年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 飄々として見えても攻は受に、完璧を目指しても受は義兄に、コンプレックスを感じている。同じα同士でも優劣があり、苦しいところが根底にあります。
高校時代ライバルだったα同士の司と良紀が、社会人になって再会します。今はα一家のエリートとゲーセンのバイト、社会的には全く違う場所にいる二人。再会して、良紀に言葉巧みに受けにされ、まるでΩように抱かれる司の身体に変化が。
良紀は高校からずっと司を想い執着していて、結果司を手に入れます。良紀は一途で純愛だった…とは終わらず、最後の良紀の顔がホラーです。司は良紀に沼に落とされたのか、救われたのか。良紀の本性を知らなければ幸せなのかなと思います。
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