このレビューはネタバレを含みます▼
不穏な題名とは違って、甘くてハッピーな話です。
「ゆるし色の髪 赤いピアス 猫目で口元にホクロ」両親からもらった小説の主人公、ちょっとゆるい女子高生蛍に恋をして、リアルな恋が上手くいかない文学青年の浅田。小説の主人公と分かっていても、どうしても蛍を追ってしまう。そのせいで彼女と別れたばかりの浅田は、図書館で蛍そのままの二宮と出会う。当然浅田は一目惚れ。本の中の蛍と同じように二宮は浅田を直ぐに受け入れ、浅田の自宅でS◯Xをする。二宮の「いっぱいシていいからね」と言う蛍と同じ台詞に、浅田は溺れてしまう。
登場から二宮はミステリアスな雰囲気で話が進みます。題名に死が入っているので二宮の謎な雰囲気に拍車をかけますが、辛い話ではありません。一途な二宮の想いが届いて、幸せな恋人が出来上がるハッピーな話。エロも多いです。二宮が初めて男の身体を浅田に晒した時のエッチが好き。浅田の気持ちをちゃんと確認出来て、嬉しかったと思います。
表紙も素敵で、絵も綺麗です。ただ、浅田と当て馬?大野が二人とも黒髪で体格も似てる設定で、二人揃うとちょっと分かりにくい場面がありました。