清く儚い愛人
」のレビュー

清く儚い愛人

シャロン・ケンドリック/真原ゆう

さらりと→ウィローの強さにじわり

ネタバレ
2021年6月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「億万長者の隠された絆」で双子の兄ダリオとアナイスを仲違いさせた、弟ダンテの物語。あぁ、こんなにダンテは自分を責めていたんだなと。ヒロインのウィローがタイトル通り清く儚い(でも、こうありたい、という芯も包容力もあるので魅力的)。その理由がわかってからの想いのすれ違いが切ないです。ただ、話としては、実はこうでした、というタネ明かし→すれ違い、の応酬で、結構重いものをお互いに抱えている割りに、あっさりさらりと読めてしまう不思議。
20年後も深い愛情を感じて 幸せな一冊です。
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