最後の恋を俺としてよ 【コミックス版】
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最後の恋を俺としてよ 【コミックス版】

里美ゆえ

年下男子の一途健気な片想い

ネタバレ
2021年6月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 世間知らずのお坊ちゃん・リュウ×カフェのムードメーカーだった千早。中学生だったリュウが一癖あるカフェで好きになった千早は、ある日突然客の男と姿を消してしまう。それから5年、二十歳になったリュウは傷付き荒んだ千早と再会。千早のこともあって妙に達観したところがあるのに、純粋培養な清らかさを失わないリュウがかーわいいな〜。千早のことを一番に考えて無理強いはせず、好意を全面に出して愛情を伝え続ける一途さに俄然応援したくなっちゃう。千早とかつての想い人・砂塚との顛末は単なる痴情のもつれとは少し違って、ままならなさが切ない。千早にはリュウのぬくもりがなによりの薬になったと思うし、リュウの初めての恋が実って本当によかった。「最初で最後がいい」というリュウの言葉にぐっときました。スパダリ予備軍に間違いないな。
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