このレビューはネタバレを含みます▼
押収品を盗んだ嫌疑をかけられたFBI捜査官のシェインを休職期間中に支えてくれたのはサンタカタリナ島で出会ったノートン。訴えが取り下げられた時、真っ先にノートンに報告して自分の職業や2人のこれからについて話したいと思っていたのにノートンは姿を消してしまいます。2人ともプライドが邪魔をして思いを打ち明けることができなくて、傷ついたシェインの怒りや失望や期待がないまぜになっているのがすごく伝わってきました。隣の隣のおじさんのエピソードがいいスパイスになっていました。ラストの一節がほんとに胸打たれます。ジョシュ・ラニヨンさんスゴイ。大好きなお話です。
2018年10月 挿絵2点。