至福の庭~ラヴ・アゲイン~
」のレビュー

至福の庭~ラヴ・アゲイン~

六青みつみ/樋口ゆうり

痛いのが多い。

ネタバレ
2021年6月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ いわゆる攻めザマアですね。

受けがとことん酷い目にあいます。性犯罪も絡むので、それが地雷の方は注意です。
全編を通して暴力・病気・怪我が多いですねえ。。。





と言うか、依存と執着のストーリーです。

攻めのそばから離れない学生時代の受け・現在はブラコン兄の庇護下(依存)、ブラコン兄に再会を許されてからは受けにまとわりつく攻め(執着)。


胸が締めつけられる切ない心理描写のストーリーと言うよりは、受け視点と攻め視点で過去と向き合う悔恨のストーリーって感じ。
心象の描写が薄味。なので、なんか淡々と読んでしまいました。

ストーリーの中盤で受けは攻めを許すのですが、無意識にどこかで拒絶してしまう。それでお互いモダモダになります。
心の底から許し合うのがラストなので、ザマアの後の無条件な溺愛を読みたい人にはちょっと物足りないかも。

心理描写が切ないストーリーが読みたかったので、個人的にはその心理部分が若干物足りなかったので星2つ。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!