このレビューはネタバレを含みます▼
ダヨオ先生素晴らし過ぎます。新作『悪人の躾け方』を見て、まさかのスピンオフに驚き、雨津木のその後に興味津々、ウキウキ、ワクワク。で、その前に復習しておきましょ♪って思ったら、うわぁ、やっちまったの未レビューでした。再読のレビューとなります。
久しぶりに読んだ今作品ですが、感動ものは、何回読んでも、先を知っていても感動するものですね。
なので、新作にも期待が高まります。うふ。
7年もの間、妻子持ちの雨津木と不倫をしていた雪文。元はといえば、お金も家もない雪文が拾ってもらった事から始まりますが、オモチャのように扱われていた事がショッキングでした。
雨津木から逃れ、雪文が出会った慧介は、どこまでも優しく温かい。ベッドでは乱れに乱れる雪文が、慧介に対し初めて恋を知ったかのようなウブさが可愛いんですよね。優しく扱われる事に慣れてないというか、人の温もりを知らなかったような…レビューで『大事にすること されること』を書かれたフォロー様がいらっしゃって、その内容に感動しました。もうホントにその通りだなぁって。うん。
読みながら、ずっと二人の幸せ願いながら読んでましたが、雨津木が、未練があっても素直になれない歪んだ愛情。うーん…
だけど、雪文自身が自分で雨津木の呪縛を絶ちきった事でスッキリしました。うん、頑張った!
慧介に包まれて、いっぱいいっぱい愛されて欲しいな。すごく良かったです。
番外編では、雨津木に逆襲が!バリタチがネコにされる屈辱。雪文がオモチャにされてきた事を思えばうん、て感じですが、あの涙は本気だったのか…愛し方、間違えちゃったんだね。
だけど、針間にガッツリ捕まったから、次は新作スピンオフだ。なんか雨津木なのに楽しみです!
上巻は7月9日まで無料版あり、下巻はお値下げしています。