溺愛御曹司の幸せな執着
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溺愛御曹司の幸せな執着

月城うさぎ/藤浪まり

ヒロインの為に(超ネタバレ)

ネタバレ
2021年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 歪みは少々、メインはトラウマといったところ。5歳の頃、たまたま家族で外国旅行にでかけたヒロイン。たまたま同じ国に来ていた御曹司ヒーロー。たまたま同じ帽子をかぶり、同じような体型をしていた為、ヒロインはヒーローと間違われ犯罪組織に拉致された。ヒーローも拉致された。二人で励まし合いながら恐怖に耐えた。ヒーローが銃で反撃し、血を見てヒロインは心の防衛本能が働き記憶を失った。ヒーローは生きる気力をくれたヒロインを忘れられなくて異常に執着し、20年間ストーキングし見守り続けた。事情を知る幼馴染が不甲斐なく任せていられないと分かり、記憶が揺さぶられるかもしれないがヒロインを自分が幸せにしようと接近する。ヒロイン至上主義で行動するがヒロインは違和感を覚えなかなか懐かない。ヒロインが思い出してから、ヒーローの行動の違和感を理解し…。このヒーローの腹黒いところは、腹黒さを隠しきるしたたかさ。ヒロインの反応を見て即、修正。ヒロインに気持ち悪がられないようにねちっこく溺愛する。ヒロインはしっかりしているけどヒーローに謎の粘着をされてずっと戸惑い続けて自分の気持ちが分からなくなっている。無理もない。話の進みはかなりゆっくりで少しずつヒロインの感じる違和感の原因が判明していくといった流れ。ヒロインに幸せを与えることに執着し、監 禁や無理やりとかヤバいのが無かったのは良かった。
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