新居の押し入れに毎晩異世界から淫紋付きおじさんが来る
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新居の押し入れに毎晩異世界から淫紋付きおじさんが来る

鳥下ビニール/国原

仄暗い印象の作品

ネタバレ
2021年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローと元カレの異常性が、良くも悪くも作品の印象を決定づけていると思いました。
現代日本と異世界と物語の場が移動するのですが、前半と後半とでかなり物語の印象が変わります。
加えてですが、ヒーローによるヒロインの意思を無視した行為の描写があるので、好みは分かれるかなと。
素人ながら勝手を申し上げると、最近の作者さんの傾向が特に、明確でわかりやすいハッピーエンドではないものを好んで書いていらっしゃるように感じます。
他作品も含め、ヒーローとヒロインやサブキャラたちとのクスッと笑える会話のやり取り等が好きなのですが、作品全体の仄暗い印象にかすれてしまっているように感じてしまい寂しく思いました。
あとは恐らく意図的にされているのであろう一部の小説的表現であったり、誤字が散見されたのも残念でした。
叶うならば次回作は軽快で明るいエッチな話が読みたいです。
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