狂い鳴くのは僕の番【電子限定特典マンガ付き】
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狂い鳴くのは僕の番【電子限定特典マンガ付き】

楔ケリ

痛々しい過去、溺愛の現在

ネタバレ
2021年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 烏丸も高羽もそれぞれが家庭環境のトラウマによって自己の二次性と対峙するα/Ω性が嫌いになってしまい、やっと手に入れられそうになった烏丸の愛さえも裏切られ重篤化した思考が痛々しかったです。徐々にお互いを意識している様子がみられ、高羽の前での耐え難き蹂躙での烏丸の涙と、その後に烏丸の手を離せない高羽の姿にはぐっときました。ただの番じゃなくて、運命の番なのではーーそう思えました。ツボったのは長かった烏丸の襟足を高羽がカットしてあげてるところと、料理する高羽にバックハグしながら彼シャツ1つでぐりぐりする烏丸との会話です。甘えたな年上彼氏(Ω)と甘やかしたい年下彼氏(α)は作中でも雰囲気が垣間見得るところがあっただけにきゅんきゅんしました。
デビュー作の方ですが3人の絡みに、何故か烏丸と高羽の2人が頭を過りました。3と2なのにーー
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