このレビューはネタバレを含みます▼
『転生悪女の黒歴史』が好きなのですが、同作者様がBLを描かれたと聞き、購入しました。自分をかばって死んだ幼馴染の王太子フィン(攻)を助けるため、タイムリープした世界で奮闘する主人公の皇子ヴェルメリオ(受)が健気でよかったです。自堕落な生き方をし、フィンとすれ違っていたヴェルメリオが、フィンの死をきっかけに自分の生き方を見つめ直し、タイムリープした世界でフィンと親友に戻るシーンが特に印象的でした。今のところ、ヴェルメリオはフィンへの感情を自覚していないのですが、腹黒っぽいフィンに上手く丸め込まれて落とされる未来が見えるので、続きが出たら嬉しいなと思います。