一途な侯爵の不埒すぎる溺愛
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一途な侯爵の不埒すぎる溺愛

舞姫美/さばるどろ

激甘の愛

ネタバレ
2021年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 侯爵嫡男24歳×王女18歳。将来の側近候補として王宮に招かれた高位貴族二名のうち、王子はもう一人の候補者を側近に選んだ。その場に偶然居合わせた5歳の王女に一目惚れした11歳のヒーローは王女の側近に立候補する。自分がロリコンなのかと悩んだこともあったが、単純に王女が好きなんだと分かってからは溺愛要素を織り込みつつ職務に邁進。彼女が年頃になる前から降嫁を前国王に願い出すくらい大好き。傍目には側近の鏡に見える彼だけど、移動中に王女が転た寝をしてる間にこっそりキスしちゃう暴走系ワンコだったりするのには笑える。ヒロインは彼の気持ちが男女の愛ではなく、自分への忠義だけかもと思い悩んじゃうけど、近くにいすぎると却って見えなかったりするのかな。現国王にも降嫁のお願いはしていて、『問題』が片付いたらOKという言質は貰ってるヒーローはとにかく頑張る。彼女の気持ちを知った暁には、一線を越えるまでもう止まらない。高位貴族で侯爵家後継者、容姿端麗でエリートとくれば女性とも経験豊富と思い込むヒロインにずっとあなただけだと告げるヒーローは本当に清々しい。尤もヒロイン以外の女性は全く目にも入らないんだけど…。13年間の片想いを知ってるから国王も幼馴染みの国王側近も苦笑いしか浮かばない。結婚前に子供が出来てはいけないので行為を控えるよう命じられ、羞恥に真っ赤になるヒロインが可愛い。危険な目に遭いつつも、高位貴族ナンバー3だった伯爵親子の悪事を暴くことが出来て『問題』は無事解決。念願の結婚おめでとう!
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