切ない程狂ってる

ネタバレ

2021年7月18日

このレビューはネタバレを含みます▼ ページ数は150P程。
小さい頃から自分自身を見てもらえなかった怜一さんが、
先輩の千陽さんに初めて自分自身を認めて貰え、頭を撫でられた事でこの人に愛されたいと思うようになりストーリーが始まります。
しかし、千陽さんには長年付き合ってきた彼女がおり、ある日プロポーズが成功したと告げられ、純粋な恋心が歪んでいき狂った愛情で千陽さんをめちゃくちゃにしていきます。
精神的に千陽さんは潰れていきますが、なぜ執拗に自分に拘るのか怜一さんに尋ね事が大きく変化します。闇の自分が話しかけてきて、本人がもし許したとしても自分がした事は許せない、のうのうと生きのびるのかと頭の中で自分を攻め千陽さんの目の前で自ら飛び降りてしまう、、、。
最後は、捉え方によっては、ハピエンなのかもしれませんが、涙が止まらなくなりました。純粋に愛せていたらよかった、、と思ったのですが、トラウマで拗らせた気持ち故の愛し方しかできなかった。愛し方は多様にあるとは思うので千陽さんが選択した道も1つの愛情ですね。意識はなくても十分千陽さんに愛されている姿を見て泣かずにはいられません。

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mimoza さん

(女性/60代～) 総レビュー数：1件

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