オペラ座の恋人
」のレビュー

オペラ座の恋人

シヲニエッタ/篁ふみ

描写力が凄い!読み応えアリ!でも長い!

ネタバレ
2021年7月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリー自体は、溺愛、光源氏系ですが、物語を彩る小道具のマニアックなまでの描写力には驚きました。お酒、食べ物、音楽へのコダワリは半端ないです。オペラ好きには嬉しいコダワリです。3巻ぐらいまではどんどん読み進められます。けれども、4巻ぐらいからだれてきます。特に主人公がピアノを弾き始めたあたりから、ますます現実から遠ざかり、読むのが少々かったるくなってきた気がしました。個人的な意見ですが、音楽に関しては出だしのように鑑賞者レベルにとどめておくべきだったと思います。演奏者として描写するには、現実が知らなさすぎると感じました。それでも1~3、6巻は、ぐんぐんと引きこまれて楽しく読めました。
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