青くて苦い
」のレビュー

青くて苦い

芽玖いろは

赤より断然好き!

ネタバレ
2021年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「赤くて甘い」の同棲CPミヤとタマのお話です。「赤くて〜」ではバカップルぽかった2人に、こんなに重くて深い過去と馴れ初めがあったことに驚きながら読みました。タイトルの「青くて苦い」を彷彿させるように、ミヤの生い立ちから現在の状況までもがヒリヒリする程痛々しくて、ミヤにとってはタマに出会えただけで生きる希望だったのが充分伝わってきました。タマの「一緒に生きるぞ」が、ずっと1人だったミヤが最も望んでいて必要な言葉だろうし、タマからの決めゼリフがこの一言なのがお見事!ジンジンきました!先にこちらを読んでから赤を読むと、その後幸せに続いてるんだな…と安心できていいかも。最近、スピンオフの方が面白い作品によく出会いますが、この作品もしかり。赤とは読み応えが全く違う!お気に入りのシリーズがまた増えました。邑さんの話も出てるみたいなので、そちらも是非読みます。それにしても、「赤くて〜」といい、この作者様のタイトルにはセンス感じます。
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