ずっと、ずっと好きだった ―再会愛―
」のレビュー

ずっと、ずっと好きだった ―再会愛―

緒莉/上原た壱

必要な10年

2021年7月25日
215ページ。挿絵は、表紙通り素敵ですが、最後のカットが、ホテルの天井から盗撮してるみたいな角度なんですが、なんだかすごく間抜けっぽくて、ある意味リアリティーのあるイラストでした。
初めての作家さんですが、評価が良かったので、期待して読み、期待以上に良かったです。ヒーローにとってもヒロインにとっても必要な期間だったことが附に落ちたし、ヒーローヒロインそれぞれの背景もしっかり書き込まれていて、一つ一つ納得出来ました。ヒロインと兄の関係性が、最後の最後で兄の独白がありますが、この物語ではヒロイン兄は脇役ですが、ちゃんといろいろな経験があって、考えがある一人の人間として描かれていたように感じました。ティーンズラブとしてのシーンも満載で、一冊で何度も美味しい本でした。
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