ゴールデン・デイズ
」のレビュー

ゴールデン・デイズ

高尾滋

今まで読んだ中で不動のNo.1の作品です

ネタバレ
2021年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本誌で読んで大好きになり、単行本2セット、文庫版、そして今回電子書籍も購入しました。
前にレビューされた方も書いてらっしゃる通り、単行本化する際に加筆修正をされる作者様なので、「旅路の友は僕にしてくれ」の他にも、仁たちの母親の台詞や、「コロしたい……」などの仁のモノローグが変更されています。
文庫版には仁の手紙を光也が受け取る書き下ろしが入っているので、電子書籍にも入れてもらえたら嬉しいです。
仁の人生が幸福なものだった、と時を越えて光也に届く、本当のエンディングが綴られています。
完結後のインタビューで、高尾先生が「光也を女の子にする構想もあった、その場合はエンディングも変わっていたと思う」と答えていらして、光也のまま、このエンディングだったからこそ、いつまでも胸に残る忘れられない物語になったんだな、としみじみ思いました。
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