偽りのフレイヤ
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偽りのフレイヤ

石原ケイコ

フレイヤの成長に、ただただ胸を打たれます

2021年8月5日
戦記×ロマンスのバランスがちょうどよくて好き。

過酷な宿命を課されたにもかかわらず、受け入れて立ち向かっていくフレイヤの姿に胸を打たれます。
か弱かった彼女が戦いの前線に立ち、相手を射ぬくような鋭い眼光を見せたときは鳥肌が立ちました。

戦う女の子って、ある意味では男の子より輝いてるしかっこいい。

まさにヒロインでありヒーロー。

痛々しい出来事の中に、時折折り混ざる胸キュンシーンも見物。

明日誰かが死ぬかもしれない。
もしかしたらもう会えないかもしれない。
生死の狭間にいる彼女たちだから、ロマンスも余計際立つんですね。切ないです。

フレイヤにもまだまだ出生の秘密がありそうだし、アレクやユリウスとの関係の変化も気になるところ。

最新巻が待ちきれない...!
かなりおすすめの一冊です。
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