このレビューはネタバレを含みます▼
これまでのノベライズ二巻ともメインキャラのささやかな日常というお話でしたが、今回はウィリアムと不思議な能力を持つ少女の出会いから始まる三つの事件のお話です。
この少女の能力はエスパーのようなファンタジーではなく、耳で聴いた言葉を色として認識するという、科学的に根拠のあるものになっているのも面白いです。
彼女の視点ではウィリアムやその仲間たちがどんな色に見えているのかとても気になるところですが、きっとタイトル通り、七色の虹のような色なのだろうなと想像をかきたてられました。
推理小説としても面白く、そういった話がお好きな方も楽しめる作品だと思います。