きみはぼくのつがい【イラスト入り】
」のレビュー

きみはぼくのつがい【イラスト入り】

栗城偲/コウキ。

幸せになって欲しい

ネタバレ
2021年8月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ Ωに生まれたばっかりに、αの両親からいなかった者とも思える扱いを受けている高校生の遥。
遥の弟の都がαで両親は都にばかり愛情を注いでいたので、遥はαの両親や弟に迷惑を掛けないようにと、Ω専門住居で一人暮らしをしていた。
ストーカーに付きまとわれていた遥は、弟の都がストーカー被害を受けているのを知り、心配してくれて護衛するといってくれたが、小学生の弟にそんな迷惑を掛けたくなかったので断ったら、弟は友人を連れてきて二人で護衛するといってきた。
その友人が、自分が通う高校のクラスメイトの弟の嗣英(6才年下)だっただけど、その嗣英に出会い頭に付き合ってと告白された。
ブラコンの都には反対されたが、嗣英は遥に本気だったから決して諦めずアタックしてくるんだけど、ある日例のストーカーに襲われてしまった遥を間一髪助けたのが嗣英だったから、遥は嗣英にドキドキしてしまって、少しずつならばと告白を受け入れる。
嗣英が小学生にも関わらず、スパダリの片鱗をちらつかせていた辺り、遥はきっと嗣英とこのまま付き合ったら幸せになれるだろうなぁと思いました。
その後、色々な試練もありつつ、予測してなかった妊娠で子どもを授かり、嗣英が大学を卒業して会社に勤め始めてから結婚と番を結び、Ωである事をずっと負い目に感じていた遥と子どもの岬を守っていくと誓ってくれたスパダリの嗣英に、ドキドキしまくりました。
今までずっと控え目に暮らしていた遥に、日の目を見せてくれた嗣英は遥にとってかけがえのない大切な人になってくれました。
子どもの岬くんが出てくる家族でのお話が見たいし続編読みたいので、ぜひともお願いします。
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