花冠の王国の花嫌い姫
」のレビュー

花冠の王国の花嫌い姫

長月遥/まち

秀逸!

ネタバレ
2021年8月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界物はいくつか読みましたが この作品は世界感に不自然さが無く緻密で、人物設定も世界感を崩さない納得の設定で、物語(脚本)は意表をつく展開だけど設定は裏切らない進展で最後まで夢中で読んでしまいました。
しかも 最後まで読むと改めて全体の起承転結もしっかりしている事が判ります!
『悪役』も作者の思いつきや進行の都合で登場するのでは無く、例えばヒロインの義姉が自分第1なのもやはり自分第1の義母(だから側室?)の元で育ったからだと納得出来ます。
ヒロインの兄皇太子は(悪役では無いけど)、途中腹黒!と思ったけど やはり大国と言われる大勢の民を統べるべき王族はこの位 合理的で国民の為目線じゃないと 永くは治めていけないのだろうし、逆にヒロインの婚約者は小国だからこそ民を統べるのでは無く民と一緒に生きていく為のおおらかさと天然な性格が培われたのかなと想像出来ます。

私には珍しく小説から入ってドはまりした作品でした。
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