ブルーノート【おまけ漫画付きコミックシーモア限定版】
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ブルーノート【おまけ漫画付きコミックシーモア限定版】

束原さき

クセになる美しい絵

ネタバレ
2021年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買いです。「powder snow melancholy」が最高に面白かったので本作も購入。まず表紙が美しい!「powder…」が表紙イメージとまるで違ったので覚悟してたら、こっちはイメージ通り切ない系。初恋のノンケに裏切られ人前でピアノが弾けなくなり音大中退、でもピアノが好きで離れることが出来ず、音楽に関わるバイトの傍ら、もう恋はしないとウリで金を稼ぐ奏。そんな彼の前に現れた戈木に過去のトラウマが重なりながらも恋が始まる。美しい絵にピアノの旋律が聴こえてきそう。読み終わって感じたのは、もったいないッ!これ丸々1冊か2冊で読みたかった。奏の幼少期も大学時代もウリするまでも、ジャズバーに通って再度ピアノを弾こうと思うのも、欲を言うなら戈木側のストーリーももっと掘り下げて丁寧に読みたかった。様々な物語を孕んでいるのに短編で終わってるのがもったいない!潔いとも言えるけどwやっぱもったいないッ!思いがけず、どこかで試し読みしたまま見つけられず忘れ去っていた初恋リフレインに出会えた嬉しさはあったけどwてか、これも超短編じゃんw美しい絵は深く長く鑑賞してじっくり読み込みたいものなのです。
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