このレビューはネタバレを含みます▼
ヤクザの世界からヒロインを遠ざけたいヒーロー。幼い頃からヒロインの自分への気持ちを知りながら、あえて突き放してきた彼が、ある出来から自制心を失って熱い想いを理不尽な形でぶつけてしまう。大切に、大切に見守ってきたヒロインを自らの手で汚してしまうが、それでもなおヒロインを突き放して、自ら課した目的に向かって離れて行く。熱い抱擁に彼への想いに悩み苦しみながらヒロインが出した結論は、もう彼を追わない、一人で地に足をつけて生きていく。彼の方から来てくれる日を夢見て。8年が過ぎ、目的を果たした彼が現れる。ずっと側にいてくれと。ストイックすぎるヒーローとただ彼への想いを信じて待つヒロインの大人の愛のお話でした。