このレビューはネタバレを含みます▼
ハルは金欠で困っていて。たまたま友人に聞いたばかりのウリの話と、偶然そういった店の前にいたことによりキャストだと勘違いされて、一瞬にして騙すことを閃いてしまう。相手は冴えない感じのリーマン・アキヤマ。短時間で収入を得たハルはそれからもアキヤマからお金を引き出していく。いつバレるのか、ハラハラしながら読み進めていたけど、今作の仕掛けはそれ以上の衝撃だった。タイトルにあるCALL。…たとえクズだったとしても、キツいな。騙していたのはハルだったのか、アキヤマだったのか。救いあるラストに安堵したけど、今作は読む人を選ぶなと。ヒリヒリ感強めで全体的に不穏感漂う今作。とはいえハルの人としての成長と描き下ろしの一粒の涙にジーンときました。★4.5
「全7話・215p」
「描き下ろし5p」
「電子限定描き下ろし1p」
「修正・見えない感じ」