このレビューはネタバレを含みます▼
始めの5巻程でハマってまとめ買いしました。初めの方は世界観も好きでいいお話だなぁと思いながら読めていたのですが、後になっていくにつれ優が「家族を守るために戦う」というようなことしか言わない。そこで鬼に乗っ取られたりしないか毎度ワクワクするがいつも謎にならない。いい所で終わる。どうでもいい所で戦いが起こるから全然物語が進まないし、ページを超無駄にしてるようにしか思えなくなる。そこで入れる!?という所でクルルや優、シノアの間想が入るからイマイチ作品に入り込めない。しかもその間想もまとめようとしたのか大事な部分を一気に詰め込むせいで理解しにくい。伝え方が遠回りすぎる。真祖が目覚めた後の優とグレンの戦うシーンではグレンは真昼とノ夜の両方に取り憑かれながら何故自我を保っているのか、以前の名古屋の貴族との戦いではグレンは意識をなくしていて真昼に「起きたら取り返しのつかないくらい傷つく」(仲間をとても傷つけてしまったから)と言われておきながら真祖が目覚めた時の戦いでは意識を保ったままグレンのチームを刺して平気な顔をしたり、優の心臓に穴を開けても平気な様子ですごく矛盾を感じた。どうでもいい所で沢山優は終わりのセラフを出しているくせに、グレンの戦いなど、重要な時には全く終わりのセラフを出さない所も気になった。1番大事な話を1巻の間で少ししかせず、あまり興味のない君月の小さい頃の話など少し逸れている話が多い。
とにかく超まとめたことを長々と書いて読者に頑張って理解してもらおうという感じがすごくする。
わかりやすく書いてもらえれてればすごくいいお話なのに勿体ない。